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心臓疾患死に次いで多い医療事故死

 国内での報道によると、補完医療研究所がミナス・ジェライス連邦大学医学部と共同で調査しまとめたブラジル医療ケアの安全に関する報告書が22日発表され、2016年は30万2610人が投薬ミス、機器の誤使用、院内感染といった医療事故により死亡していたことが判りました。1日あたり829人が死亡したことになります。医療事故死はブラジルでは、心臓疾患死に次いで多くなっています。因みにブラジル心臓病学会の推定では1日あたり950人が心臓疾患で死亡しています。

 医療事故は、がん死、暴力、交通事故死よりも死亡者が多いだけでなく、死に至らなくても治療費が嵩み、後遺症が残る可能性もあり、大きな問題を含んでいます。報告書は、病院に入院した1910万人のうち140万人が何らかの医療ミスの「被害者」になっていると指摘しています。

 医療事故の主な被害者は生後28日以内の乳児と60歳以上の高齢者で、医療事故に伴う支出は年で109億レアルにも達しています。