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干ばつで牛2万頭死ぬ=リオデジャネイロ州=

 リオ州北部と北西部は深刻な雨不足に見舞われ、ここ数カ月で牛2万頭が飢えと渇きで死亡しました。牛の死亡で被った損害額は7000万レアル(約24億5000万円)に上り、被害額が大きかった14市は緊急事態を発令しています。地元メディアが報じています。

 ニュースサイト「G1」の調査結果では、14市の経済的損失はすでに7000万レアルを超えています。主に農業ビジネスによって経済が成り立っている北西部の11市は、州と連邦に資金提供を要請しています。

 リオ州民間防衛局北部及び北西部の地域コーディネーターは、「今回の干ばつはこれまでで最も強烈なものだ。11年と14年にも干ばつはあったが、各市の損失などを考慮すると、過去2度の干ばつを上回っている」と話しています。