中南米の最新情報

NPOチャレンジブラジルが、ブラジルを中心に中南米のニュースをお届けします。

ニコン、ブラジルのカメラ市場から撤退

 光学機器メーカー、ニコン(牛田一雄社長、本社=東京都)のブラジル販売子会社「ニコン・ド・ブラジル」(Nikon do Brasil、本社=サンパウロ)は6日、オンラインショップを通じて独占的に行っているブラジル市場向けのカメラ、レンズ、写真用アクセサリーの販売を12月31日で終了すると発表しました。顧客サービスとサポートは継続し、12月31日までにニコン・ド・ブラジルのオンラインショップで販売される製品は、これまで通り保証期間は変わりません。

 ニコン・ド・ブラジルは、デジタルカメラ、顕微鏡や測定機の販売強化とアフターサービスの充実のため2011年に設立され、営業してきました。同社はブラジル市場に「近年著しい経済成長を見せており、五輪やサッカーワールドカップの開催も予定されるなど、デジタルカメラ事業の成長が期待される」と表明、ブラジル法人を立ち上げていました。