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ルーラ元大統領に連邦判事が家賃の領収書提出を要求

 パラナ・ポルタル紙によると、セルジオ・モロ連邦判事が13日、ルイス・イナーシオ・ルーラ・ダ・シルバ元大統領の弁護側に、サン・ベルナルド・ド・カンポ市のマンション家賃のオリジナル領収書を48時間以内に提出するよう命令しました。このマンションはルーラ元大統領自宅の隣にあり、ペトロブラス汚職に関連した物件とされています。

 モロ判事はオブレヒト社から送られた賄賂の一部として元大統領が同マンションを受け取ったかどうかを調べています。弁護側は、「マンションのオーナーはグラウコス・ダ・コスタマルケス氏であり、元大統領は警備員を宿泊させるために賃借していた」と主張、領収書を提出するにあたり専門家の出席する非公式の公聴会を行うよう求めていました。この公聴会開催をモロ判事は却下しました。

 同判事は、「領収書は裁判所の事務局に提出されるべきもので、領収書は本物かどうかの鑑定に回される。弁護側は領収書を所持しており、提出前にコピーすることができる。コピーしておけば提出後に改ざんされてもチェックでき、専門家出席の公聴会は不必要である」と述べています。

 大統領の弁護士は、期限以内に書類を提出すると回答していますが、専門家の出席を拒否したモロ判事の処置を疑問視しており、「判事が透明性が証明される公聴会の開催を認めなかったことに驚いている」と批判しました。

 マンションのオーナーであるコスタマルケス氏の弁護士によると、「家賃の領収書はコスタマルケス氏が病院入院中に一度にサインしており、その際にルーラ氏が雇ったロベルト・テイシェイラ弁護士が立ち合い、全ての領収書を事務所に持ち帰ったはずだ」と説明しています。

 この説明に対しモロ判事は、「サインされた領収書を持ち帰ったとされる弁護士が病院を訪れた事を示す記録を求め調べたが、弁護士は病院を訪れていなかった」と反論しています。