国内メディアによると、国立工業度量衡・品質規格院は、国内中央部の干ばつによるレッドアラートエリアを拡大しました。地域によっては2日続けて湿度が12%以下になっており、連邦直轄区民間防衛局は30日、これらのエリアに非常事態警報を発令する可能性を示唆しました。同院は、状況は今後悪化の可能性があり、7日の独立記念日パレード開催にも影響を与えそうだとしています。
気象学者は、「29日以降レッドアラートエリアが拡大している。現在、レッドアラートエリアは西ブラジル地方全域とゴイアス州北西部と中心部、マットグロッソ州東部、トカンチンス州南部と南東部、連邦直轄区西部に及んでいる」としています。さらに「これらの地域の湿度は、12%以下からさらに8%にまで低下する可能性がある」と指摘しました。
連邦直轄区は30日で干ばつ100日目を迎えました。今後数日間に状況はさらに悪化し、15日頃ピークに達するとしています。前出の気象学者は「この状況が続けば、7日の独立記念パレードなどに影響が及ぶ可能性がある」と懸念しています。