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バス・クレーム最多は「遅すぎる」

 サンパウロ市内の路線バスの運行を管理するサンパウロ市交通公社が、2017年上半期(1~6月)に利用者らから寄せられたクレームの内容を発表し、最も多かったのは「バスが遅れる」というクレームでした。国内メディアが報道しています。「待っているバスの来るのが遅すぎる」というクレームは4747件で、同公社へ寄せられたクレーム全体(1万7858件)の26.6%でした。

 15年と16年の上半期のクレーム第1位は「乗りたい、降りたい」という意思を示しているのに「運転手が受け付けない」というものでした。その苦情の数は15年6161件(クレーム全体の26.0%)、16年5380件(同23.2%)、そして17年は4027件(同22.6%、2位)と年々減少しています。ちなみに「来るのが遅すぎる」というクレームは15年は3653件、16年は5155件で、両年とも2位でした。なお、クレームの第3位は「市民への敬意を欠いた応対」(2032件)でした。