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虚偽データで選手助成金不正受給

 地元メディアによると、連邦警察は18日、優秀なスポーツ選手を支援する国の助成金が詐取された疑いがあると捜査していた結果を発表しました。スポーツ省は、「2012年に国家総監督庁の勧告により行われた監査の時、不正と思われる支払いがあり、疑いのある支払いを停止すると同時に警察に通報、警察は捜査を始めていた」としています。

 詐取の手口は、業務委託された職員が助成金の支給対象者リストに存在しない選手のデータを入力し、不正に銀行から支払いを受け取る方法。警察は今回の捜査で、容疑者が助成金を詐取するためスポーツ省のシステムに選手の偽データを挿入していた証拠を見つけたと発表しています。調べでは、詐欺グループは1年の間に25人の存在しない選手を作り上げ、中には五輪レベルとした架空選手の名前もありました。詐取された金額は100万レアル以上と見られます。疑われた職員は既に退職しています。

 助成金制度は、選手がトレーニングや競技に専念出来るよう創設された制度で、入力されたデータにより連邦貯蓄銀行から支給されています。スポーツ省によると、05年以来2万3000人のスポーツ選手が助成金の恩恵を受けています。16年のリオ五輪ではオリンピック選手団の77%、パラリンピック選手団の91%が助成金の受給者でした。五輪でブラジルが獲得した19個のメダルのうち18個、パラリンピックの72個のメダルは、こうした選手が獲得したものでした。