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大気汚染での死亡推計、年1万人以上

 非営利組織「健康・持続可能性研究所」が14日発表したところでは、2015年度にサンパウロ州民1万1200人が大気中の汚染物質の影響で早期死亡したと推計しています。これは交通事故(7867人)、乳がん(3620人)の各死亡者数を上回っています。地元メディアが報じました。

 この調査は国際環境NGO(非政府組織)グリーンピースの要請を受け、同研究所がサンパウロ州環境公社の空気質報告書に基づいて行いました。調査では、15年にはサンパウロ市内だけでディーゼル燃料バスが排出した汚染物質の影響で3000人以上が死亡したと推計しています。同研究所は「バスの燃料が他の再生可能な燃料に置き換えられなければ、50年には死亡者が7000人に達する」と警告しています。

 サンパウロ大学医学部大気汚染研究所のパウラ・サルジバ主任は、「サンパウロ市内の交通頻繁な場所に2時間いれば、車両が撒き散らす汚染物質で1本のタバコを吸うのと同程度の影響がある」と話しています。