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商業施設向け新製品=ネスレ=

 地元メディアによると、食品・飲料大手のネスレはコーヒーを入れる直前に豆を挽いて楽しむ焙煎済みコーヒー豆の製造に1000万レアル(約3億5000万円)を投資し、新たな分野に挑戦します。ネスレは、「新製品はこの先3年間で4億杯(コーヒー2000トン分)の需要を作り出す」としています。

 新製品はミナス・ジェライス州の山岳地帯で育ったアラビカ豆を100%使用し、サンパウロ州アララス市の工場で製品化されます。同製品はネスカフェ・ブランドのエスプレッソやカプチーノ、クリーミーな飲料といった異なるタイプがあり、その都度必要な量の豆を挽きマシンで提供します。

 ネスレの関係者は「ネスレはマシンを普及させるために食品分野の複数の企業とパートナーシップを結んだほか、地下鉄駅構内やフードトラックで営業している企業とも協力する」と語り、提供するマシンの普及に力を注ぐとしています。