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市民の8割が大統領訴訟開始承認を支持

 テメル大統領収賄容疑で司法手続き継続の是非を決める投票が下院本会議で2日に行われる予定です。ブラジル世論調査・統計機関「Ibopeインテリジェンシア」が行った聞き取り調査によると、回答者の81%が「下院議員は大統領への訴訟開始を支持する票を投じるべきだ」と答えました。国内メディアが報じています。

 大統領の起訴を最高裁が判断するには、下院での承認が必要です。下院本会議の投票で議員数(定数513人)の3分の2以上が手続き継続を支持すれば、最高裁は同起訴を受入れるかどうかの審理を始めます。最高裁で訴訟開始の判断が下されれば、テメル大統領は被告になります。

 大統領訴訟開始問題関連で質問した「起訴は正しく、訴訟開始に反対票を投じた下院議員は汚職の協力者だと思うか」との問いに同意した人が79%に上りました。調査は7月24日~26日の3日間、国内全地域の16歳以上の市民1000人を対象に電話で行われました。