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児童ポルノ所持・製造、性的虐待で27人拘束

 国内メディアによると、連邦警察は先ごろ350人の捜査官を動員、国内14州の計51市で児童の性的搾取や児童ポルノ所有の疑いで強制捜査を実行、3件の予防勾留令状と71件の捜索押収令状を執行し27人を現行犯で拘束しました。強制捜査では、児童ポルノの画像・動画等の共有や所持、製造、性的虐待の関与を中心に調べを進めています。

 同捜査は、世界各国の小児性愛者が「出会いの場」として利用しているロシアのインターネットサイトを監視して得られた情報を元に行われたもので、2013年の強制捜査では30人が同容疑で拘束されています。このサイトからは児童ポルノ所有のブラジル人、外国人が特定され、実際に起こっている性的虐待も特定されました。警察は、15人の被害者を確認しています。

 捜査責任者によれば、拘束された容疑者の中には、学生、教師、医師や公務員もいます。性的虐待の容疑者の中には、父親が自身の娘に幼いころから数年にわたり虐待を加えていたケースもありました。