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有罪判決のルーラ元大統領の資産封鎖

 国内メディアによると、ブラジル銀行が出資する民間年金保険会社は20日、クリチバ第13連邦裁判所にルーラ元大統領に関連した2つの年金プランの資金を封鎖したと通知しました。その前の18日にはブラジル中央銀行がルーラ氏名義の複数の銀行口座の資金計60万6700レアルを封鎖しています。今回の措置は、ルーラ氏がペトロブラス汚職の裁判で有罪判決を受けたのをうけ、連邦検察庁が要請していたものです。このほか同氏の不動産および土地、自動車の差し押さえも決定しています。

 連邦裁判所は12日、ルーラ大統領に収賄および資金洗浄で禁固9年6月の実刑判決を言い渡し、69万9700レアルの罰金を言い渡していました。凍結された年金プランは、ルーラ氏の講演・イベントへの参加を管理するLILS社と、ルーラ氏個人のもの。封鎖額はそれぞれ約719万レアル、約184万レアルとなっています。

 20日午後には、左派系社会運動グループや労働組合組織の呼びかけにより、サンパウロをはじめ国内各地でルーラ氏支持の集会が行われました。