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サンパウロ圏の失業者212万人

 サンパウロ州データ分析機構によると、サンパウロ市とその周辺の38市で構成されるサンパウロ都市圏の失業率が前月比で0.2ポイント高の19.8%、212万人でした。前年同月比では2.2ポイント高でした。国内メディアが報じています。

 サンパウロ都市圏の生産年齢人口の13%が住み、自動車産業をはじめとする工業が集積するABCパウリスタ地区の失業率は4月の18.4%、16年5月の17.0%といずれをも下回る16.4%になっています。この低下は雇用が創出されたからではなく、同地区から多くの労働が去ったためです。

 同圏内の失業者は今年4月から5月にかけて3万1000人増加し、211万9000人に達したと見られています。この数は16年5月時点に比べ14万2000人多くなっています。