国内メディアによると、食肉加工大手JBSと親会社J&F社オーナーのジョエズレイ・バチスタ氏をテメル大統領の弁護士が「雑誌での発言はでたらめだ」として刑事告訴しましたが、ブラジリア第12連邦裁判所の判事は20日、同訴えを棄却しました。
判事は棄却決定理由を、「バチスタ氏がインタビューで語ったのは同氏が司法取引で行った証言の文脈における事柄であり、他者のイメージを傷つける意図はなく、指摘された罪にはあたらない」としています。
大統領の弁護士は訴えの中で、「バチスタ氏がテメル大統領をブラジルで最も危険な犯罪組織のリーダーなどと雑誌で誹謗しているのは、虚偽をもって大統領を攻撃するもので、大統領の誠実さに疑念を抱かせるものだ」と指摘していました。