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ペトロブラス汚職捜査で汚職減少への期待は45%

 調査会社ダタフォーリャが先月末に行ったペトロブラス汚職に関する意識調査によると、捜査で汚職が減少していくと思うかの問いに、回答者の45%が減少すると答えました。同汚職捜査は2014年3月に始まってから3年以上が経過しています。同調査は先月26、27両日、国内172市で有権者1781人を対象に行われたものです。フォーリャ紙が報道しました。

 汚職捜査では大手企業の関係者だけでなく、元大臣や元下院議長、現職上院議員も逮捕され、国の政治に大きな影響を与えています。捜査の進展にもかかわらず、意識調査では44%が今後も汚職は変わらないと回答し、増加すると答えた人も7%いました。汚職が続くとの回答は16~24歳の若い層で50%と多く、割合は年齢が進むにつれて減少、60歳以上では36%に止まっています。

 また、汚職が減少するとの回答は所得が高くなるほど多くなり、月9400レアル以上の所得のある富裕層では54%を占めました。