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黄熱感染6件目を確認=リオ州=

 国内メディアによると、リオデジャネイロ州保健局が27日、同州北部のサン・フィデーリス市で同市住民の黄熱ウィルス感染が確認されたと発表しました。今年に入ってから同州内で感染が確認されたケースは6件目です。これまでの5件は州内中部のカジミロ・デ・アブレウ市でしたが、今回の患者発生で新たな市への感染が確認されたことになります。

 サン・フィデーリス市役所は、感染が確認されたのは若い男性で、同市から離れた州立公園近くの町を訪問した際に感染した可能性を指摘しています。若者は発熱と体の痛みを訴え、16日に同市内の病院に入院、24日に退院しました。

 リオ州内で最初に感染が確認されたカジミロ・デ・アブレウ市では、確認された5人の感染者うち4人は退院し、1人が死亡しています。このほか4件が調査中で、2人が入院しています。同州では現在、64市で州民への予防接種を進め、リオデジャネイロ市でも27日から市内233カ所の保健施設で始めました。