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サンパウロのカーニバル 年々拡大

 ブラジルはカーニバル・シーズンを迎え,サンパウロでも24日夜からサンボードロモ(サンバ会場)でカーニバル・パレードが始まりました。市内各所では週末からカーニバル休日にかけブロッコと呼ばれる小・中規模グループ154チームの街頭パレードも行われています。カーニバルは28日まで続きます。各メディアによれば、サンパウロではブロッコの街頭カーニバルは拡大を続けており、今年は昨年より28%多い391チームが参加しています。
 18日に始まったサンパウロ市の街頭カーニバルでは、最初の週末だけで175チームが市内各所の街路でパレードを行いました。2009年創設の「バイショ・アウグスタ」は、35万人もの人を集めました。
 サンパウロの街頭カーニバルは、フェルナンド・ハダッド市長の時代に規模が拡大し始めました。13年から市役所がインフラ設備の提供など支援を始め、予算も年々投入しています。11年、12年に市内を行進したブロッコは30程度でしたが、今では390を越えるまでになりました。
 スポンサーの協賛も増え、昨年は1050万レアルの予算の7割を市が引き受けていましたが、今年はスポンサーだけで1500万レアルが集まったといいます。
 市文化局では、今年のカーニバルの人出は昨年より100万人多い300万人に達すると見込んでいます。他市から観光で訪れる人も増え、ホテル産業協会によれば、短期賃貸の物件を探す人の数は昨年のカーニバル時期から187%増加したとしています。