サンパウロ市の地下鉄および駅など付属施設で昨年記録された性的嫌がらせの件数は748件で、15年の165件から350%増加しました。
地元メディアによると、地下鉄やその構内で起きた犯罪は、サンパウロ市西部バラ・フンダ駅にある州文民警察都市警察局により捜査されています。地下鉄や公共交通機関で起こる性的嫌がらせは、貞節に対する侮辱的な嫌がらせに分類されます。刑法では職場内での性的嫌がらせとして分類されているためです。侮辱的な嫌がらせは軽犯罪として罰金が科されるに過ぎません。
州公共保安局によると、昨年度はメトロにおけるレイプ事件は起きていません。メトロ公社では利用者による運動を受けて、15年下半期以降、性的嫌がらせを撲滅し、通報を奨励するキャンペーンを開始しています。