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運営が厳しいサッカーW杯の競技場

 地元エスタード紙の報道によると、2014年のサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会の試合会場となった競技場の運営状況が厳しいと伝えています。3カ所の競技場では、過去2年間での試合開催件数が少なく、毎月の維持費を捻出するのに四苦八苦しているようです。

 連邦直轄区のマネー・ガリンシャ競技場は、昨年以降確定した連邦直轄区選手権の試合は3試合しかなく、州の2行政機関に賃貸することで政府予算の賃貸料支出を節約しています。月の赤字は50万レアルに上っています。マット・グロッソ州のパンタナール競技場は赤字続きで、連邦政府などに対し訴訟を起こす動きを見せています。同競技場は月平均70万レアルの経費が必要ですが、収入は10%に相当する7万レアルにも達していません。

 各競技場は収入不足を補うため、スポーツジムを始めたり、芸能人のショーを勧誘したり、州政府や連邦政府に試合の増加を訴えるなど努力を重ねています。民間に委託された競技場の中には、管理を州政府に戻す方向で検討しているところもあります。

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 2020年には日本でオリンピックが行われる予定ですが、ビッグイベントの後、競技場などの維持費に苦しむところが少なくありません。オリンピック会場の建設などはその後の管理運営を十分に考慮して行わないと、大変な負の遺産を背負うことになりそうです。