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チクングニア熱疑いが増加

 地元メディアによれば、リオデジャネイロ州保健局が19日、ネッタイシマカがウィルスを媒介するデング熱およびチクングニア熱に関する報告を発表、デング熱による死亡が昨年比で減少し、チクングニア熱の感染が急増しているとしています。
 今年1月から今月6日までの期間に同州内で記録されたチクングニア熱感染の患者は1万5265件(うち10人が死亡)に達し、昨年同時期の105件から大幅に増加しています。同時期のデング熱感染患者は8万2166件で、昨年同時期の7万1791件から増加しましたが、デング熱による死亡は昨年の23件から14件に減少しています。
 同州保健局では「同じネッタイシマカがウィルスを媒介するジカ熱が昨年流行したのと同様、今年はチクングニア熱がより懸念すべき病気になりうる」と話しています。