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売り上げ増大との見方増える

 地元での報道によると、サンパウロ州の零細・小企業全体の売上高が前年同月を下回ったものの、落ち込み幅は徐々に小さくなってきています。零細・小企業支援サービス機関サンパウロ州支部が調査したものです。
 サンパウロ州内零細・小企業の今年9月の売上高は合計484億レアル(約1兆4520億円)。15年9月に比べ54億レアル減少しています。産業別では、工業が15年9月比18.6%減と最も大きく落ち込み、サービス業は11.0%減、商業は6.6%減でした。地域別で見ると、大サンパウロ都市圏は4.4%減、サンパウロ市内は1.8%減でした。
 先行き6カ月の自社の売り上げ見通しについて、零細・小企業経営者の46%は「横ばい」と見ています。15年10月調査時では56%が横ばいでした。「改善する」との見は15年10月調査時の23%から40%に増えています。個人零細企業でも同様に、売り上げが伸びるとの回答は15年10月調査時の48%から57%に増大しています。
 ブラジル経済の先行き6カ月の見通しについては、零細・小企業経営者の43%が「良くなる」との見方を示し、「横ばい」は42%(15年10月は41%)、「悪化する」は8%(15年10月は37%)でした。個人零細企業では、51%が「良くなる」と前向きな見方を示し、昨年10月調査時の24%を大きく上回りました。「横ばい」は39%(15年10月は29%)、「悪化する」との回答は1年前の43%から7%に激減しています。