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住友化学が農薬研究開発拠点を開設

 総合化学メーカーの住友化学(十倉雅和社長、本社=東京都)は24日、農薬などの研究開発拠点「ラテン・アメリカ・リサーチ・センター」(以下、LARC)をサンパウロ州モジ・ミリン市郊外に開設したと発表しました。中南米における同社グループ初の研究開発拠点であるLARCは、約48ヘクタールの敷地に試験圃場、研究棟、温室などを備えています。今後急速な拡大が見込まれる南米市場に向けて拠点を設けたものです。運営は同社の100%子会社である住友化学ブラジルが担います。
 同社は、世界市場の約25%を占めています。ブラジルは、米国を抜いて世界最大の市場となり、その他中南米地域には世界有数の農業国であるアルゼンチン、大規模なプランテーションを有する中米諸国もあります。新興国などの食糧需要の増加で農業生産の拡大も続いており、農薬を始めとした農業関連資材市場の拡大も見込まれています。
 住友化学は、同センターの開設によって中南米を対象とした精密かつ信頼性の高い評価試験が可能になり、現地で最適な製品開発が行えるようになりました。同社がすでに研究開発拠点を持つ北半球と季節が逆の南半球の両方に拠点を置くことで、効率的な屋外試験を実施することができるとしています。