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75キロ以上級で石井千秋さんが金メダル=世界ベテラン柔道大会=

 世界ベテラン柔道大会が11月18日〜21日の4日間にわたって米国フロリダ州のフォート・ローダーデール市で開催され、1972年のミュンヘン五輪でブラジル初の銅メダルをもたらした石井千秋さん(75、栃木)が久しぶりの公式試合75キロ以上級に出場、優勝しました。総合順位でブラジルはフランス、米国に次ぐ3位となり、日本は4位でした。
 同大会には世界中から総勢1100人の選手が参加、ブラジルも135人の選手が出場しました。サンパウロ市内にある石井道場からは13人の選手が出場し、ブラジルは総合で10個のメダルを獲得しました。石井道場の選手は金メダル2個、銀メダル1個、銅メダル3個の計6個と活躍しました。
 石井さんは「この大会のために、柔道の稽古をはじめ、かけ足やバットを振ったり、バーベルを上げたりとトレーニングを行ったが、何とか金メダルを獲ることができた。それにしてもベテランの大会といえ、昔の国際大会に出られなかった各国の選手がその口惜しさをバネとして戦ってくるので、こちらも気が抜けなかった」と大会の感想を語っていました。
 同大会は来年、イタリアで開催される予定です。