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贈収賄容疑でカブラル元リオ州知事を拘束

 国内メディアによると、連邦警察は17日、リオ・デ・ジャネイロ州セルジオ・カブラル元知事(53)を同市の自宅で拘束しました。2007〜14年の知事在任中に州の公共建設事業にからむ企業との贈収賄システムを構築、指揮していた疑いです。捜査当局は、市財政に与えた損失は2億レアル以上と見ています。捜査は、国営石油ペトロブラスにからむ汚職捜査の関連で連邦警察と連邦検察庁国税庁が合同で行いました。
 今回の捜査では、元知事のほかリオ、パラナ両州で9件の予防拘束令状、3件の一時拘束令状を執行、元知事夫人など14人が連邦警察へ強制連行されました。同時に元知事を含む11人、41法人の資産仮差押さえと約50件の捜索押収令状が執行されています。
 連邦検察庁によれば、贈収賄システムはペトロブラス汚職で捜査対象の建設会社、アンドラーデ・クチエレスとカリオカ・エンジェニャリアの重役による司法取引証言で明らかになりました。検察庁は、両社以外にも金品を要求され、支払った企業があるとしています。これらの賄賂による税金の損害額は2億2200万レアルに達するとみられます。
 検察は、元知事が関与した今回の贈収賄容疑に関わったメンバーは高額資産の取得や架空のコンサルタント業務提供契約などを通じて資金を得ていたと指摘しています。金品は、州が関与企業のカルテル形成や入札における不正に便宜をはかる見返りに支払うシステムでした。
 カブラル元知事はリオ市出身。1991〜2003年までリオ州議員、03〜06年に連邦上院議員を務めた後、07年〜14年4月までリオ州知事でした。