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10月の貿易収支、5年間で最大の黒字

 地元メディアによると、開発商工省が1日発表した貿易収支は黒字(10月)が23億6200万ドルになり、5年間で最大の黒字であることがわかりました。輸出が137億2100万ドル、輸入は113億7500万ドルでした。
 今年10月の主要輸出先5カ国は中国(26億1900万ドル)、米国(17億6900万ドル)、アルゼンチン(10億5900万ドル)、オランダ(7億3100万ドル)、ドイツ(4億700万ドル)。主要輸入元5カ国は中国(21億2000万ドル)、米国(19億6400万ドル)、ドイツ(7億2200万ドル)、アルゼンチン(7億1900万ドル)、日本(3億7200万ドル)でした。
 貿易黒字が過去最大を更新した要因はブラジルの不況、そしてドル高と指摘されています。不況によって消費者らの収入が減少し、それに伴い輸入物やサービスの需要が縮小しました。同時にレアル安ドル高がブラジルの輸入そのものを縮小させている、と見られています。