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ブラジル自動車関連事業見本市に日本企業13社出展

 ブラジル自動車関連事業見本市が、25日から同27日までサンパウロ市センターノルテ展示会場で開催され、初めてジェトロ(日本貿易機構)が音頭を取って日本企業11社が出展しました。単独で出展したのも2社あり、合計13社が製品紹介と商談を行いました。 
 ブラジルの不況は底を打ったとの観測がしきりで、各日本企業の動きも活発化しています。ここ数年はこじんまりとした動きに甘んじていたジェトロサンパウロも見本市に積極的な姿勢を見せるなど、ブラジル市場に向けたプロモーションにとり組み始め、今回の日本企業出展にまでこぎ着けました。
 見本市には、単独出展したハイブリットカー「プリウス」のトヨタ自動車と工業用ベアリングのNSKの2社。ジェトロブースにはヤシロ、ダイフク、古河、KBK、ミツバ、NIFAST、日東電工、OSG、新光機器、東精エンジニアリング、臼井国際産業の11社が出展し、機械用潤滑オイル、自動車生産ライン向けシステム、電子系部品、オイルポンプ、自動車用小型モーター、ネジボルト、自動車用絶縁体、切削ドリル、自動車用溶接機器、コントロールパネル、エンジン用燃料配管などを自動車業界に売り込みました。
 自動車用小型モーターのミツバ社は現在、ホンダ・シビック車のパワーウインドーやワイパー用のモーターを供給しています。シビック・クラスで約40個の大小モーターを使用しており、トヨタ・レクサスになると60個にもなります。同社は21世紀の自動車と小型モーターの深い関係をアピール、PRに賢明でした。