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世帯の5割がインターネット活用

 今月13日に公表された家庭情報・通信技術調査の第11回調査結果によると、ブラジル国内でインターネットに活用している世帯数は3410万世帯で、3280万世帯が利用していません。これはアジェンシア・ブラジルが報道したもので、ネット接続していない世帯の60%は接続料金が高いためとしています。調査は、ブラジル・インターネット運営委員会と情報社会発展の地域研究センター、BR情報管理センターが、2015年11月から16年6月にかけて全国の2万3465世帯の個人を対象に聞き取りで行ったものです。
 14年に行われた前回調査では、インターネットへのアクセスしている世帯は50%で、今回の調査では51%でした。情報社会発展の地域研究センターのバルボーザ部長は、14年度から15年度にかけてそれほど大きな増加がなかった理由の一つに、ネットサービス価格が障壁になっているとしています。インターネットを使用する国民の割合は58%で、前回調査より5%上昇しています。
 同調査によれば、過去3カ月間に携帯電話でインターネットに接続した割合は全国民の56%となり、13年の31%、14年の47%から上昇を続けています。