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サンパウロ市長選の投票動向

 全国市長・市議選挙の投票が10月2日に行われますが、最大都市サンパウロ市の市長選が接戦の様相を見せ始めました。国内メディアによると、調査会社ダタフォーリャの市長選意向調査でブラジル社会民主党(PSDB)のジョアン・ドリア候補が25%と支持を伸ばし、過去の調査で首位だったセルソ・ルッソマノ候補(ブラジル共和党=PRB)を抜き1位になりました。ルッソマノ候補は22%で2番手。3番目はマルタ・スプリシー候補ブラジル民主運動党=PMDB)で20%となっています。調査はフォーリャ紙とグローボTVと協力、1260人を対象に行われました。
 回答者の性別でみると、男女いずれもドリア候補支持が伸び、候補者中で最も伸びています。特に女性の支持が伸び13%から25%へと上昇しています。
 年齢層でみると、16〜24歳層ではスプリシー候補が最も高く、25〜44歳の層では3候補が拮抗、45〜59歳層ではドリア候補が最も高くなっています。
 その他の候補では、再選をねらうフェルナンド・ハダッド現市長(労働者党=PT)は9%、ルイザ・エルンジーナ候補(PSOL)は5%、マジョール・オリンピオ候補(ソリダリエダーデ)2%、レビ・フィデリクス候補(ブラジル労働者革新党=PRTB)が1%でした。