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オーストラリアのPR施設が学生に人気

 地元メディアによると、オーストラリア政府がリオ五輪を利用してリオ市内に設けたPR施設「オーストラリア・ハウス」が、オーストラリアでの教育とビザ、奨学金制度に関するセミナーを開催したところ、同国への留学に関心を持つブラジル人の若者たちの長い列ができました。経済学を専攻しているサンパウロ市の男性は、「可能性を探るチャンス」と考え、リオ市で国際関係を学ぶ女性は、「オーストラリアで学んだ従姉妹がおり、私もこのチャンスにトライを考えている」と話しています。
 在サンパウロ・オーストラリア領事館の商務官は「オーストラリアに留学希望のブラジル人若者の関心が高まっている。過去4年間、年間2万5000人のブラジル人学生がオーストラリアに留学している」と語っています。今回の説明会には情報を求める若者が初日は1800人、2日目は2200人、3日目には1500人が参加しました。同商務官によると、ブラジル人学生の50%はオーストラリアで英語を学ぶ希望を持ち、30%は貿易などの技術専門コースで学ぶのが希望としています。その他、大学留学希望者も増加傾向にあります。
 オーストラリアに最も留学生を送り出している国は中国で、続いてインド、韓国、タイ、そしてブラジルの順になっています。商務官はブラジルの順位は徐々に上がっていると話し、将来はブラジルが中国を超える可能性もあるようです。