地元メディアによると、リオ市内の長距離バスターミナルで１日、11歳の少年をスーツケースの中に入れてパラナ州都のクリチバ市へ連れて行こうとしていた女性（23）が軍警察に逮捕されました。警察の調べに対し女性は、「少年は路上生活者だったので、クリチバへ連れて行き育てるつもりだった。彼（少年）が私に『神様のお慈悲で僕を養子にして』と頼んだ。彼の母親は薬物依存者だった。彼はある家族に１年間養子として迎えられた。そしてその家族は、まるで彼が何者でもなかったかのように、彼を道端に捨てた」と説明しました。
事件は、スーツケースから小さな手が出ていると警察に通報があり発覚したもので、警察はバスターミナル内の出発エリアでクリチバ行きのバスが出発する直前にスーツケースを見つけ開けたところ、中から11歳の少年が出てきました。
女は未成年者を連れ去ろうとした容疑で逮捕され、少年は児童相談所に送られました。
