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サンパウロ国際空港も入国審査を強化

 地元メディアによると、5日に開幕するリオ五輪の選手団や観戦客の40%が利用すると見られるグアルーリョス国際空港(サンパウロ国際空港)は、警備及び監視を強化しました。軍、文民、連邦各警察による警備強化に加え、同空港ターミナルに国際刑事警察機構(ICPO)の捜査対象となっている容疑者識別装置のほか、麻薬の検知、爆発物を隔離する新たな装置も設置されました。
 国内各地の空港では最近、国内線の乗客に関する民間航空庁(Anac)の監視の強化で、搭乗手続きを待つ乗客が長蛇の列を作っています。モラエス法相は「今後、入国者の監視強化で遅延や行列が発生することはない。セキュリティー機器による検査は3秒で済み、他州から訪れるブラジル国民や外国人旅行者はほとんど待たされない」と話しています。
 グアルーリョス空港を利用する選手団と外国人旅行者は、この新たな装置による審査を受けることになりますが、指紋照合は3秒で終わるとしています。ブラジルに入国する外国人は、税関の通常検査に加えてこの指紋検査も受けます。さらに体内に金属や麻薬などが隠されていないか調べる透視装置機器の検査も受けます。