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サンパウロの日本祭りに17万人の人出

 サンパウロ・エキスポを会場に8〜10日3日間開催された在伯都道府県人会連合会(山田康夫会長)主催の第19回日本祭りが17万人の人出で賑わいました。今回は「おもてなし」を重視し、スポンサー企業に各県人会の郷土食を振る舞うといったオモテナシが行われました。主催者は、「日本祭りは、たくさんのスポンサーの協力のもとで成り立っている。世界のトップ企業と付き合う以上、私たちも高いレベルでサービスを提供する必要がある」と話していました。
 今年の会場は改装されたばかりで、主催者は、「会場内の設計や設備が良く、我々はそれを上手く利用できた。会場のどこを見渡しても、(来場者に)良い印象与えられたと思う」と評価していました。
 今年の来場者総数は最大来場者数だった第17回日本祭りの18万人を超えるという声も上がっていましたが、日曜日の来場者数が伸び悩み16万8000人止まりでしたた。来場者の中心は日系人ですが、非日系人の姿も沢山見受けられました。

郷土食が人気

 会場は各県人会が料理、販売する郷土食に人気が集まり、日本から輸入された日本酒などの物産展示ブースも賑わいました。新潟県人会や福島県人会が販売した郷土の酒は高額にも関わらず売れ行きが上々でした。販売コーナーには包丁、砥石(といし)、カレーのルー、菓子類なども売られていました。
 この他舞台では郷土芸能の披露が行われ、熊本地震への募金コーナー、折り紙教室やお茶など日本文化の紹介コーナー、進出企業の展示ブースと日本色豊かな場内でした。
写真 折り紙教室は満員の盛況(サンパウロ新聞提供)