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紙幣偽造グループを摘発

 地元メディアによると、南部リオ・グランデ・ド・スル州の連邦警察は30日、紙幣偽造グループの摘発を行い、州都ポルト・アレグレで容疑者1人を勾留しました。同時にゴイアス州でも捜査が行われ、男1人が連行されました。捜査当局の話では、捜査対象となったグループは毎月約10万レアル(約310万円)の偽札を製造していました。
 この日ポルト・アレグレで勾留された男は偽造責任者で、ソーシャルネットワーク上で取引していた疑いがもたれています。男は2010年に貨幣偽造で有罪判決を受けていました。強制連行されたゴイアス州在住の男は偽造紙幣を配布した疑いが持たれています。
 今年5月の捜査では郵便局の協力を得て偽造紙幣の入った郵便物が押収され、30日の捜査では約2万レアル以上の偽札が押収されました。警察は「偽造は精巧で、大半が20レアル紙幣だった」と話しています。この日は別の男にも予備的勾留令状が出されていましたが、この男は別な罪で同州の刑務所に服役中で、刑務所の中から偽造紙幣を注文していたとみられています。