21日、テメル大統領代行はリオ五輪・パラリンピック開催のリオデジャネイロ州政府へ29億レアル(約915億円)の支援を行うと発表しました。リオ州は財政危機で五輪・パラリンピックの実施に支障を来していると表明し、開催期間中の治安保全、地下鉄4号線工事の遅れなどが心配されていました。国内メディアによると、支援金は治安対策に向けられるとされ、地下鉄工事については言及されていません。
現在同州は財政危機で公務員給与の支払いが遅延しています。同州弁護局長は「今回の資金は治安だけでなく、公務員給与の支払いや保健、教育といった他の不可欠な公共部門にも使用されるべきだ」と指摘しています。