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汚職撲滅担当の大臣が辞任

 地元メディアによると、テメル暫定政権は31日、汚職撲滅を担当する透明性・監督・管理省のファビアノ・シルベイラ大臣が提出していた辞任願いを受理、同日付で解任しました。同氏の辞任は、ペトロブラス汚職捜査を批判したと受け取れる会話の録音が公表されたためで、同省職員による抗議行動まで起きていました。暫定政権発足から2週間あまりで、ロメロ・ジュカー企画相に続き2人目の閣僚辞任になりました。
 問題となった会話は、ペトロブラス傘下トランスペトロの前社長で元上議のセルジオ・マシャード氏が録音したもの。マシャード氏はペトロブラスにからむ汚職への関与が疑われており、昨年12月に家宅捜査を受けた後、5月に連邦検察庁と司法取引供述を行うことで合意しています。この以前にも、同氏が録音したジュカー企画相やカリェイロス上院議長、サルネイ元大統領との会話内容も国内メディアに報じられ、その中でペトロブラス汚職捜査の妨害疑惑が浮上したジュカー氏は、すでに大臣を辞任しています。
 シルベイラ氏が関わった会話が行われたのは今年2月。カリェイロス上院議長の公邸で、シルベイラ氏と上院議長、弁護士、マシャード氏が参加したようです。ペトロブラス汚職では、これまで事情を聞かれた被告の証言で上院議長とマシャード氏の関与が疑われています。シルベイラ氏はそのことに関する発言で捜査を批判し、両氏に対して捜査当局への対応を助言したと受け取れる会話内容だったため、大きな批判を受けることになりました。シルベイラ氏は汚職が行われたと思われる当時、上院議長の指名により国家司法審議会の委員を務めていました。
 シルベイラ氏は声明で、上院議長の家へ行ったことは認めていますが、マシャード氏がいたことは知らず、同氏とはいかなる交際もないと説明しています。
 透明性・監督・管理省は暫定政権発足に伴う省庁再編で国家総監督庁に代わって創設された機関です。