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エンジン工場が本格稼働=ブラジル・トヨタ

 トヨタ自動車のWebによると、同社のブラジルにおける製造・販売会社であるブラジルトヨタ が10日、中南米地域で初となるエンジン工場の開所式を行いました。同工場は、同じサンパウロ州で車両を生産するインダイアツーバ工場とソロカバ工場の中間地点にあるポルトフェリス市にあり、2月から稼働しています。
 生産能力は年産10.8万基、従業員数は約320名。投資額は約180億円(約5.8億レアル : 1レアル=31円で換算)、排気量1.3Lと1.5LのNRエンジンを生産し「エティオス」(ハッチバックとセダンがあり、海外における小型戦略車)に搭載します。
 式典でトヨタのセント・アンジェロ専務役員は、「トヨタは持続的に成長し続ける企業を目指している。今回のエンジン工場での生産開始は、アルゼンチン、ベネズエラ、およびブラジルでの車両生産とともに、中南米地域の今後の更なる発展に貢献し、トヨタの長期戦略の礎となるだろう」と述べました。