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農村地域での紛争が多発 死者も50人

 地元メディアによると、カトリック教会の農地司牧委員会(CPT)報告書によると、2015年に農村地域での紛争で殺害された農業者数が50人に上り、過去12年間で最多を記録しました。14年の36人から39%の増加です。今世紀に入って最も犠牲者数が多かったのは03年で、71人。1995年以降、農村地域の争いで死亡した人は759人に上ります。
 報告書は、殺人事件の80%は北部地域で起きているとしています。ロンドニア州が20人、パラー州19人、アマゾナス州1人が殺害されています。この他、アマゾン地域と見なされるマラニョン州で7人、マト・グロッソ州で1人が死亡しています。
 農地司牧委員会は、アマゾン地域で殺人事件が集中している理由をアグリビジネスとしています。同委員会は「地下資源の採掘や森林伐採が主要産業のこの地域で、大豆栽培や牧畜が拡大し、そのためのインフラ整備が必要になっている。水力発電所と送電線、港湾、空港が建設され、水路の計画や街道の舗装も進んでいる。インフラ整備が地域の土地価格を押し上げ、土地をめぐる紛争が増加、激化してきた」と説明しています。