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リオ五輪に向けサンパウロ総領事館と日系団体が意見交換

 在サンパウロ日本国総領事館は、今年8月と9月に開催されるリオ五輪パラリンピックでの邦人保護支援などについて、1日、サンパウロ市内の日本レストランで日系団体と意見を交換しました。意見交換会には日系団体の文協、援協、県連、日文連、ブラジル日本青年会議所、外務省研修生OB会、パウロ・コバヤシ財団関係者が出席しました。
 中前総領事は冒頭、今回の意見交換会はリオ五輪に向けての連絡協議会発足に向けての事前会合であると説明、総領事館の役割を要人訪問対応、邦人観戦者の保護、日ブラジル交流と語りました。次いで、日本からの観戦者への歓迎の意を表するための支援・協力を行うべきか、観戦などを通じた交流の強化のあり方や安全・医療を含む効果的な情報などについて、各日系団体代表に忌憚(きたん)の無い意見を求めました。

若手日系人が支援態勢

 同会では概ね次のことが了解事項になりました。
 1、リオ五輪によるサンパウロへの来訪者数や時期等については不明な部分はあるものの、基本的な体制を整備した上で有事に備えておく。そのための各団体は2014年のサッカー・ワールドカップ時に行った取り組みを参考に態勢を整える。
 2、リオ五輪を活用し、日本人・日系人やブラジル人との交流の機会を創出。その一例として、日系社会のみならず、ポルトガル語のできる日本人駐在員や日本語を学んでいるブラジル人を対象とするパブリックビューイングを設置する。
 3、今後の具体的な取り組みを検討するべく、若手日系人が中心となり定期的に会合を開催していく。