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ルーラ前大統領の自宅・関係先を捜索=ペトロブラス汚職

 地元での報道によると、ペトロブラス汚職にからむ捜査で連邦警察は4日、ルーラ前大統領の自宅・関係先を捜索しました。同前大統領は汚職事件に関与した企業と前大統領および家族との関係が指摘されています。
 連邦検察庁と連警は、ルーラ氏がルーラ研究所など自身が関わる団体を通じた寄付や講演料、アパートや不動産改修などの形で不当な利益を受けていたと見て捜索に入ったものです。
 捜索先は、自宅、ルーラ研究所のほか、建設会社からの利益提供疑惑が浮上しているサンパウロ州アチバイア、グアルジャーにある不動産、ルーラ氏の息子が経営する会社や民間企業です。

寄付や講演料として3000万レアル

 連邦検察庁は、ペトロブラス汚職に関係した企業からルーラ研究所などに寄付や講演料として支払われた金額は2011年〜14年の間で計3000万レアルに上ると見ており、これらの資金と同汚職事件との関連に注目、捜索を続けています。
 これらの資金の一部が同研究所からルーラ氏の息子が経営する会社に業務委託料として支払われていることや、不動産を通じた利益提供の疑いも持たれています。これから当局は、ルーラ氏がペトロブラスの資金横領の構図を知っていたかどうかを解明することになります。
 この日ルーラ氏の自宅前には、早朝から捜査に抗議する同氏の支持者が集まり、反対派のグループとの間で口論、衝突が発生、警察や保安隊員が動員されました。同氏が調べのため同行を求められたコンゴーニャス空港にも支持者が集まり、現政権に反対するグループとの間で小競り合いが起きました。同氏の調べは午前中で終わりました。