各メディアによると、米格付け会社ムーディーズ・インベスターズが、ブラジルの信用格付けを投資適格級で最も低いBaa3から投機的等級のBa2へ2段階引き下げたと発表しました。見通しも「ネガティブ」としており、今後さらなる格下げの可能性も示唆しています。今回の引き下げによりブラジルの格付けは、S&P、フィッチ、ムーディーズの主要格付け3社すべてで投資適格級を失いました。
ブラジルは2008年にS&Pとフィッチ、09年にムーディーズがそれぞれ投資適格級に格付けしましたが、昨年9月にS&P、12月にフィッチが投機的等級に引き下げ、ムーディーズのみが投資適格級を維持していました。