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汚職疑惑のサンターナ夫妻が帰国、連警が拘束

 各メディアによると、ペトロブラス汚職を捜査する連邦警察が22日に一時勾留令状を出していた広告企業家のジョアン・サンターナ氏と夫人のモニカ・モウラ氏が、23日、滞在先のドミニカ共和国からサンパウロ州グアルーリョス国際空港に到着、夫妻は同空港から連警の飛行機で捜査拠点が置かれたパラナ州クリチバ市の連邦警察署へ移動、拘束されました。サンターナ氏の弁護士は国内メディアに対し、国外口座の資金は全て同氏の他国での選挙キャンペーンの仕事によるものと説明しています。
 サンターナ氏はジルマ大統領(2010、14年)やルーラ前大統領(06年)、ハダッド・サンパウロ市長(12年)など労働者党(PT)候補者の選挙に加え、中南米、アフリカの数カ国でも大統領選候補者のキャンペーンを引き受けてきた政治マーケティングの専門家。連警によれば、ペトロブラス汚職で捜査対象となっている建設大手オデブレヒトシンガポールの造船企業代理人ズウィ・スコルニキ氏(22日逮捕)から国外口座を通じて計750万ドルを受け取っていたとして、その資金がペトロブラスの事業契約にからむ汚職によるとの疑いがもたれています。

疑惑払拭のため帰国

 令状発行の日、サンターナ夫妻はドミニカ共和国の大統領選候補者の仕事で同国に滞在中でした。同日発表した文書でサンターナ氏は、現在関わっているドミニカ大統領選キャンペーンの仕事を辞任し、自身の弁護のためブラジルへ戻ることを表明していました。疑惑を根拠のないものとする同氏は予告通り帰国したもので、「現在のブラジルには誰彼無く追及する雰囲気がある。今回の勾留令状発行も予期しないではなかったが、信じがたいことだ」と述べています。