ジルマ大統領は3日のテレビ・ラジオの演説で、ジカ熱ウィルスを媒介するネッタイシマカの繁殖防止に向け国民の団結を呼び掛けました。政府は、今月13日から軍隊22万人を動員、各地で蚊の駆除と繁殖源除去の活動を実施します。
大統領は演説で、「私たちが団結すれば戦いやすくなる。この戦いに勝てるかどうかは、蚊の繁殖源を絶つという私たちの決意にかかっている」と強調、家や仕事場、学校、公共の場などあらゆる場所で注意を払うよう要請しました。政府は必要な財政・技術・人的資源を投入すると強調し、ワクチン開発のための国際的な連携が進んでいることにも言及しました。大統領は「母親と未来の母親」を守る決意を示し、ジカウィルスに関連した小頭症の新生児とその家族に政府が可能な限りの支援を行うとも述べました。