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日本語能力試験に3184人が挑戦

 国際交流基金、ブラジル日本語センターが共催する日本語能力試験が昨年12月、ブラジルの8会場で行われました。同日本語センターによると、15年の受験者数は全体で3184人で、14年より50人増でした。13年も17人増加しており、年々受験者数は増加傾向にあります。
 会場別に見るとサンパウロ(2077人=57人増)、ロンドリーナ(238人=16人減)、ベレン(70人=21人減)、リオデジャネイロ(305人=23人減)、ポルト・アレグレ(129人=18人増)、ブラジリア(277人=11人増)、サルバドール(77人、22人増)、マナウス(111人=2人増)となり、5会場で増加しました。サンパウロ会場は前年度の減少から一転、57人の増加に転じました。
 同センターは「全体的にはサルバドール、ブラジリア、ポルト・アレグレなど、比較的日系人が少ない都市で受験者が増加傾向にある。日本文化の浸透や大学などで日本語教育が行われている影響ではないか」と分析しています。
 受験者をクラス別に見ると、最上級のN1(332人=20人増)、N2(399人=7人減)、N3(574人=13人増)、N4(845人=8人減)、N5(1034人=32人増)となっています。入門クラスのN5は他のクラスに比べて群を抜いて受験者が多く、同センターでは「N5の受験者が増えているのは、学習者の裾野の広がりを感じさせ嬉しいこと。今後もこの傾向が続くことを願っています」と歓迎しています。ただロンドリーナベレンなど日本語教育が盛んな都市での受験者が減少傾向にあり、「そこは不安材料」と付け加えました。
 サンパウロの試験会場では試験機材の積み下ろしを手伝う受験者の姿が数多く見られ、関係者の中には、受験者らの「共同精神」に深く感銘を受けたという声もありました。同センターは「時代と共にこのような風景も変わっていくのでしょうが、試験を受けるだけではなく、関係者とともに『日本語文化』を一般社会にアピールする最大の機会だと思います」と日本語能力試験が与える効果について語りました。