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弾劾請求特別委員会の委員選出延期

 地元メディアによると、ジルマ大統領の弾劾請求を審議する議会特別委員会委員は7日に選出される見込みでしたが、同日開かれた政党議会リーダーの会合でエドゥアルド・クーニャ下院議長(PMDB=ブラジル民主運動党)が、野党側からの二つ目の候補者名簿作成を認めるべきとの要求を受け入れたことから翌8日に延期になりました。二つ目の委員名簿が提出される方向になったことから、補欠委員選出でも同様のことが予想され、当初今週中と見られていた特別委員会での審議開始は来週以降にずれ込む見通しです。
 政府は経済の停滞を避けるため、臨時議会を招集して23日から1月末までの議会休会をキャンセルし、1月初めまでに弾劾請求審議を終了することを検討しているとされています。休会をキャンセルするためには過半数の議員の賛成が必要です。
 クーニャ議長は今年3月のペトロブラス調査委員会で国外における口座の存在を否定しましたが、後にスイスに本人関連とされる口座があったことが発覚し、国外口座の未申告や虚偽証言の疑いによる同議長の罷免請求が下院倫理審査会で審議中です。8日午後、審査継続の是非を問う投票が行われる見込みでしたが、弾劾請求に関する特別委員会を選出する本会議が同日夕刻に行なわれたため、倫理審査会での投票は延期されました。
 地元紙は今回の議会特別委員会委員選出に関する一連の経緯について、クーニャ議長は弾劾請求審査や自身の罷免請求審議を遅らせるためではなく、選出に関して将来法的な問題が起きないための措置と伝えています。