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スバルが文協のスポンサーに

 スバル自動車(ブラジル)とブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)が10月23日イビラプエラ公園日本館で記者会見を開き、ブラジル・スバルが『乗用車1台(フォレスターXT黒)を1年間無償で文協へ貸与し、文協ビル内の文化スペースの整備資金の支援をすると発表しました。
 スバルが支援を決めたのは、同社代表取締役のフラウビオ・パドバン氏が日本移民史料館を見て感動し、「車メーカーである我が社と文協との間にただならぬご縁を感じた」ことから話が進み、今回の調印となりました。今回、文協に贈られた自動車は賃借権の譲渡のため、保険費用や修理代はブラジル・スバルが負担します。
 呉屋文協会長は「利用していた文協の自動車はとても古いため、運転の最中に故障するのではないかと常に不安に思っていた。ブラジル・スバルのお陰で安心しながら地方へ出張できる。車を運転するのが好きな私としては非常に有難い。車内も快適で、カーブする際には抜群の安定感があります」と微笑を浮かべていました。
 「スバルはブラジルに工場を造る予定はあるのか」という質問に、フラウビオ氏は「今のところはその段階に至っていない。現在のブラジルでの販売台数は2000台だが、一般的に工場建設のためには1万5000台の販売台数が必要。その時期が来たら、工場を建てる」と説明しました。