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痴漢被害の訴え64%増加=サンパウロ地下鉄=

 サンパウロ市地下鉄内での痴漢被害を訴える件数が今年に入って64%増加しています。地元メディアによると、メトロ公社は2015年1〜9月の間に、痴漢行為などの性的虐待を訴える携帯電話からのメッセージ87件を受信しました。昨年同時期は53件でした。地下鉄の犯罪捜査をする警察当局は、メッセージや電話によって告発、または警察官へ直接訴え出た被害者83人から事情聴取を行い、再発防止策に役立てています。
 痴漢被害などの告発を奨励するため、メトロ公社は女性に即応するチームを編成しています。同公社保安部門の責任者は「地下鉄のすべての駅で被害にあった女性に対応するため、女性スタッフを待機させている。我々は事件発生から3分で対応できるよう警備体制を取っている」と話しています。
 女性は被害届けを出すようになってきていますが、駅構内や列車内で目撃した人に証言をしてもらうのは依然と変わらず難しいようです。メトロの警備員ロベルト・フェレイラ氏は「乗客は事件に関与したくないし、自分の身に起こらなくて良かったと感謝さえする」と、目撃証言を得ることの難しさを語っています。