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不況と再就職難で自営業始める中産階級

 主要6大都市圏に関するブラジル地理統計院の調べで、失業の増加(過去12ヶ月間に100万人が失職)と正規契約での再就職の難しさから、自営業を始める中産階級が増加していることが分かりました。地元紙の報道では、今年8月時点で就業者人口の19.8%、つまり450万人が自営業に移ったとしています。2006年12月以降では最高水準です。
 数年前までの労働市場正規雇用ブームに沸き、労働者達の所得もアップして家計の消費傾向が高まり、経済成長を支えていました。ところが不況の到来で労働市場は一気に冷え込み、「労働市場では大きな変化が起きている。労働形態が変わってきた」と地理統計院労働所得部のシマル・アゼレド監督は指摘しています。
 変化は、靴製造業界から解雇された失業者が自宅で靴修理を行うようになったり、失業したエンジニアがコンサルタントとして起業したりといったところに現れています。中には化粧品の転売や食品の販売など、商業に関連した仕事を始める人もいるとアゼレド氏は語っています。