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大統領が行政改革発表

 地元メディアによると、ジルマ大統領は2日、8月から検討してきた政府の行政改革計画を発表しました。省と省相当の部局の再編により39省を31省に減らし、大臣給与の10%削減などが主な改革です。この改革で年間約2億レアル(約61億円)の歳出減が見込まれています。大統領はこのほか、3000の臨時任命職、30部局を削減し、車両や水等の支出を抑える方針です。
 同時に新たな閣僚も発表されました。連立与党のPMDB(民主運動党)の閣僚は6人から7人に増加し、PT(労働者党)の閣僚は9人に減少しています。官房長官には、前国防相のジャケス・ワグネル氏が就任しました。
 大統領は発表会見で、財政調整を達成して新たな発展につなげることが国民への約束と述べ、今回の改革が連立与党間の対話促進、議会での協力関係の強化につなげたいとしています。