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工業生産前月から縮小

 メディアによると、ブラジル地理統計院(IBGE)が14州・地域を対象に実施した調査で、2015年7月の工業生産は前月比で1.5%縮小(季節調整値)、昨年同月比で8.9%縮小しているのが分かりました。縮小していたのは14州・地域のうち8州で、パラナ州セアラー州の縮小がそれぞれ6.3%減、5.2%減と大きく縮小していました。サンタ・カタリーナ州(2.4%減)とサンパウロ州(1.8%減)が平均(1.5%減)を上回る落ち込みでした。
 逆にリオ・グランデ・ド・スル州(6.8%増)、バイア州(5.2%増)、ブラジル北東部(3.3%増)、ペルナンブコ州(3.3%増)、ゴイアス州(0.6%増)、パラナ州(0.4%増)では拡大していました。
 昨年同月比で生産縮小が確認されたのはアマゾナス州(18.2%減)、セアラー州(13.7%減)、サンパウロ州(12.0%減)、パラナ州(11.5%減など11州・地域でした。パラー州は鉄鉱石などの好調で前年同月比6.8%増、エスピリト・サント州も石油、スチール効果で同3.4%の拡大でした。