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ブラジル海軍のワダ大佐が少将に昇進

 2008年からブラジル海軍大佐だったノリアキ・ワダ氏(55)が少将に昇進しました。海軍での少将昇進は日系人では初めてです。今月1日付官報に掲載され、7日、首都ブラジリアで就任式が行なわれました。
 父のタカシさんは鹿児島県生まれ。元帝国海軍中尉で、海軍航空隊の操縦士でした。母のスマコさんはサンパウロ州リンス出身の2世。ワダ氏は1960年6月18日サンパウロ市の生まれ、55歳です。
 ワダ氏はリオの海軍士官学校を卒業後、86年12月に少尉に任官。88年に中尉、91年に大尉、97年に少佐、2002年に中佐に昇進。ペルナンブコ州オリンダの士官学校の教官等を経て08年に大佐に昇進しました。10年から参謀室長、12年から14年まで米国ワシントンの米州機構国防関連機関で役職を務めました。現在までにタマンダレー章など複数の勲章を受けています。